インドネシアの多様な文化や習慣の紹介、現地からのレポートのほか、世界のさまざまな民族楽器や手作り楽器を使ったジベカの活動などをお伝えします。
●J-WAVE特番「Native Music Journey バリ島編」のホームページはこちら↓
この時期バリ島では門松ではなく「ペンジョール」が各家々の門戸に立ちます
関連ブログ:世界の面白民族楽器がやってきた!
開場時にグンデル・ワヤンを演奏しました。隣が結婚披露宴会場だったので、ジャワのグンデル風にゆったり優しく演奏してと、依頼がありました(笑)
プンチャック・シラット(武術舞踊)日本代表の麻生大輔さんとお手合わせ(笑)すみません!
「八芳園」、東京都心にこんな広い自然があるなんて
帰りに渡されたお土産袋に入っていた、インドネシアのお菓子と「ダルマシスワ」マーク入りバッグ。まめだなあ、いいなあこういうの
*ライブ会場はウブドのハノマン通り沿いにあるホテルALAYA UBUD(アラヤ・ウブド:2013年オープン)に併設されているプタニ・レストラン。夜は生演奏ライブが楽しめます(前述のバラワン・バンドも同会場)
Gus TejaのTejaはバリの発音だとテジョに近く聞こえます。
(グステジョ=グステジャ)
世界各地の鳥笛紹介(写真はブラジルの鼻笛)
バリ島のガムラン「グンデル・ワヤン」演奏
飛び入りでピアノ伴奏をするジベカ代表 飯田
ライブの様子を動画で少しご紹介↓
スバンディ氏はガムラン・グループ「チュラケン」を主宰
彼のスタジオを訪れた際、おもむろにそばにある楽器で即興演奏をしてくれました。
まさに神業!です。動画はこちら↓
2メートルくらいの高さがある供物。米粉に色をつけたものを練って作られています
バリ島では豚は一番のご馳走。自らの脂身で綺麗に飾られるのも、ちょっと複雑な気もしますが(🐷目線)大変細かく丁寧に作られています
豚の脂身や網脂、串焼きなどで作られた供物。赤いのはトウガラシ。こちらも2メートルくらいの巨大な供物でした
祈りの時間。すごい村人の数です
各家庭の祭壇。わかりやすいようナンバーが付けられています。この晩は、家族で祭壇のそばで徹夜して守りをするとのことでした
奉納舞踊ルジャン
レッスンが終わればいつものスティルタ先生に😊
本当に教えることが大好きで、子どもたちの成長のことを一番に考えている素晴らしい先生です。
かつてはバリ島ではどちらかというとマイナーな楽器だった「グンデル・ワヤン」を学ぶたくさんの子どもたち!
大学生になったセンディさんは、ブダ先生の片腕として活躍中。その指導の様子は堂々としたもの!
大人も楽しい「インドネシアぬり絵」
「ワヤンをさわってみよう」実際に触れられる展示品!
インドネシアコマで遊べるコーナーも😊
「民族衣装をきてみよう」インドネシアのどこの島の民族衣装かな😂
関連ブログ:バリ島の影絵芝居ワヤンとバリ舞踊@あーすぷらざ
オマケ(本番前の練習風景より)
1.シンクロする親子
2.体を張るジベカ理事長(60歳)
スプーン演奏。スプーンを持たせたら最強おじさんコンビ
スプーン演奏では、タッチャン作曲の新作『スプーン・エスパーニャ』を公の場で初お披露目!超人技のタッチャンのソロ演奏に、カレーを食べていた子ども達も思わず手が止まり、ついつい見入ってしまうほど。(よい子はカレーを食べているときはマネしないでくださいね)また、バリ島のガムラン「グンデル・ワヤン」演奏では、それまでのコミカルな雰囲気は一転、遠い南の島、インドネシア・バリ島の伝統音楽が演奏され、集まった皆さんはじっと耳を傾けて聴いてくれました。(演奏:イーチャン、アイチャン)
バリ島のガムラン「グンデル・ワヤン」の演奏。急遽テントから飛び出て、皆さんに向かって演奏しました
最後はジャワ島の竹のハンドベルともいわれる伝統楽器、アンクルン演奏。柔らかな竹の音色を伴奏に「七夕さま」を観客の皆さんも一緒に合唱し、楽しく盛り上がったところでお開きとなりました。
演奏会後、興味津々で集まってきてくれた子どもたちと即席の楽器体験コーナー
本日のご褒美。サムライブルーTシャツを100円でゲット!&ビールがうまい
古くからの友人、教授(サカモトリュウイチ)との昔話も聞かせていただきました
本来は竹のスリットドラムで演奏する曲を、今回は代用竹楽器(バリ島のティンクリック)で演奏。乾いた竹の音のリズムが躍動的でした!
バリ島のガムラン・アンクルンで伝統音楽のほか「ミニマルミュージック」の演奏も
参加者の皆さんとアンクルンの合奏。指導の時はついフランス語が出てきそうになる矢吹さん
先日、ジベカ代表・飯田が講師として参加したミュージック・ラボ「器楽」講座のリポートです。
左:イーチャン、右:サイチャン
「鳥笛」製作タイム。皆さん話をよく聞いて一生懸命作ってくれました
空き缶で作った手作り楽器「こぽこぽ」
水が流れる音がなんとも涼しげで気持ちよく、無心で聞き入る
*「楽器屋台」で一番気に入ったものを皆さんに紹介してもらいました。意外なチョイスに驚いたり、選んだ理由に感心したりとどれも大変興味深かったですのですが、そのうちいくつかをご紹介
お気に入りポイント「小さいのに大きな音がするから」
お気に入りポイント「いろいろ音を出してたら新しい音楽ができあがるから面白い」
「ムラスティ」Melasti と呼ばれるご神体を海へお浄めに行く行事。ニュピを迎える前に、バンジャール(村組織)ごとに保管してあるご神体を御神輿や頭上に載せて運び、海で浄化の儀式を行います
ガムラン演奏者たちもトラックに乗り込みます。トラックの荷台で演奏しながら行く姿はなんとも楽しそう
ニュピ前夜には、厄を追い払い無病息災を祈る「オゴオゴ」(悪霊が憑依した巨大なハリボテ)の練り歩きがあります。オゴオゴは手作り!どれもユニークで精巧に作られています
日が暮れてきたら、いよいよオゴオゴの練り歩きがスタートします。オゴオゴに大興奮のバリ男子!
ガムラン隊(バラガンジュール)もオゴオゴと共に練り歩き、激しくにぎやかな音を出して悪霊を追い払います
(広いインドネシア、またまた初めて感覚の芸能に出会いました/飯田)
ちなみにオカマさんは10名くらいいましたが、普段はみな普通の(男)だそうです。本当かなぁ
海に近いので、新鮮な魚介類が豊富!お昼に美味しく頂きました。ありがとうございました
写真1枚目:カチレボナン王宮のガムラン音楽監督のヘリーさん(右)と飯田(左、ジベカ代表) 写真2枚目:仮面舞踊家のイブ・ニナさん(右)
本日の助っ人はタッチャン(帽子:福沢達郎)とイックン(黒服:岩瀬一城)
トーキング・ドラム「タマ」のお話クイズコーナー
子どもたちお手製ガンザ(シェーカー)を使ってのサンバリズム体験(写真1枚目)
スプーンが楽器に(?!)演奏にチャレンジ(写真2枚目)
■最後はお待ちかねのガムラン体験
11月初旬、東京・港区内の保育園にて「楽器屋台」が出張オープン!
インドネシア版ということで、インドネシアの楽器や音の出るおもちゃを中心に子どもたちにさわってもらいました。
「楽器屋台」は音楽・民族楽器を遊び感覚の中で楽しみながら体験出来るプログラム。
今回はオモシロ楽器の生演奏による絵本の読み聞かせ「絵本屋台」も行いました。当日の様子を写真と動画でお伝えします。
保育園の一番小さいクラス(0~2歳)。初めて聞く音にキョトンとしながらも興味津々。
ダイジェスト動画:ガムラン(インドネシア)→パンデイロ(ブラジル)→スプーン(フランス=ベトナム)→アンクルン(インドネシア)
演奏:タッチャン、イーチャン、ミズチャン
いろいろな音や(変な)おじさんのパフォーマンスに抜群の反応をしてくれた3歳クラス
いろんな音を出していっぱい遊びました。時間がいくらあっても足りないな。
インドネシア・バリ島の民族楽器ガムラン(1枚目)とジャワ島の竹の楽器アンクルン(2枚目)
動画:子どもたちの自発的・能動的、面白民族楽器体験プログラム「楽器屋台」の中には、面白楽器の生演奏による絵本の読み聞かせ「絵本屋台」もあります。
手作り楽器「エコーマイク」(エコーがばねによって自動的におきる)で読み聞かせ。(4・5・6歳クラス)
糸電話とエコーマイクを合体させた「エコーばね電話」
インドネシア製はどれかな?どんな音が出るかわかるかな??
あちこちから垂れ下がっている黒い毛は猿役のもの
「ワヤン・ウォン」 上演の様子。「ワヤン・ウォン」(Wayang Wong)は影絵人形芝居「ワヤン・クリッ」を人間(orang=オラン(ウォン))が演じていることから
「ラーマーヤナ物語」の猿軍団
伴奏はグンデル・ワヤン(写真中央奥)他、ゴングなどの鳴り物がはいります
来週の水曜日(11/1)はバリの暦(ウク暦)210日周期でめぐってくる祭日「ガルンガン」Galunganです。
バリ島の伝統料理であるラワール(lawar)は、肉や野菜を細かく刻み、ココナッツ(白い部分)をすりおろしたものと様々なスパイスを混ぜ合わせて作ります。
普段の料理はほぼ女性がしていますが、ラワール作りは昔から男性陣のお仕事。ガルンガン前日(プナンパハン)のバリ島は、夜も明けぬうちから大忙しです。
各家庭では、早朝と殺されたばかりの豚肉、野菜や香辛料などを包丁で細かく刻む作業が始まります。
トントントントン…と小気味よい音があちこちから聞こえてくるのは、バリ島の音の風物詩といってもいいかもしれませんね。
豚肉のほか、鶏肉やアヒル、水牛の肉などのラワールもあ
下準備を終えたら材料を混ぜ合わせ、塩、こしょう…など
★ラワール・マスター(写真中央)はブダ先生。ガムラン
材料は手で混ぜ合わせます。こちらの緑色のラワールはサ
各家庭によって内容は少しずつ異なりますが、フレッシュ
(※香
「こうするとうまくできますよー」と優しく言葉がけ。こ
ショートケーキ作りの時に生クリームを絞り出すような器
アンクルン(竹の楽器)の関係で約20年前から交流のあ
■アンクルンワークショップの様子
ド・レ・ミの音をハンドサインで表し、即席
ササンドゥ演奏の様子(旅博2014@東京ビッグサイト)
アンクルン演奏会は、インドネシア人学校の生徒による演奏と舞踊でスタート!
総勢28名のアンクルン・オーケストラ(バンドゥン・パジャジャラン大学/西ジャワの学生たち)
1人で7音(7台)のアンクルンをスタンドなしで演奏していた彼に、「アッパレイ!」(ジベカ代表・飯田より)
先週(8/19,20)行われた第12回江の島バリ・サンセットの様子を写真で少しご紹介。ジベカの「楽器屋台」初出店しました。楽器屋台では、たくさんの人たちにインドネシアの民族楽器を楽しんでいただきました。ご参加ありがとうございました。
当日の様子はジベカのFacebookも合わせてごらんください。動画もぜひお楽しみください!
https://www.facebook.com/jibeca2016
●1日目
●2日目
水戸芸術館(茨城県水戸市)にて、太鼓セッション本番を無事に終えることができました。
(太鼓セッション=水戸市内で障がいのある子どもたち(とオトナたち)と一緒に行っている太鼓演奏活動、指導:飯田 茂樹)
「太鼓セッション」は、世界のさまざまな地域の太鼓を使
リハーサル。長丁場でしたが、舞台に立つことが大好きな
バリ島のトペン(お面)をつけて、鍋島次雄さん(深川バロン倶
NPO法人自然生クラブ(柳瀬敬さん代表、つくば市)の
本番前にパチリ。人懐こい自然生(ジネンジョ)クラブの
ちょっと休憩…
左:鍋島さん、右:飯田(ジベカ理事長)
バリ芸術祭会場の屋台で一般の方々にまじって食事をして
バンドゥム夫妻もフローレスのコンサートも見ていたとの
やっと手にする事が出来た、バンドゥム氏が2013年に
記念にサインも入れて頂きました。留学当時、在籍証明書
ははーっ(笑)、謹んで読ませていただきます。本当にあ
かつて留学時代1983年にこのバンドゥム邸でお二人に
バリ芸術祭では、ISI Denpasar の2代目の学長、ディビア氏にも会いました。ガンダリア
インドネシアの学校の年度末は6月第1週目で、その後長期休暇に入り 新学期は7月第3週目からはじまります。
ちょうど飯田(ジベカ代表)がバリ島に滞在していたときは、卒業シーズンに当たりました。
ギャニャール県シダン村のゴング・アンクルン取材の帰りに遭遇した、とある高校の卒業式。高校3年生というと18歳くらいですが、皆さんお化粧バッチリで大人びた様子にびっくり。そしてバリの民族衣装があまりにキラキラ(ギラギラ?)でこれまたびっくりで、写真を撮らせていただきました。
バリ島の女性の民族衣装は、腰布(カイン)を巻き、クバヤとよばれるブラウスを着用します。写真のクバヤ、刺繍があざやかで部分的にストッキングのような素材で肌が透けています。艶やか!
こちらは実は腰布(カイン)ではなく、カインの生地で作られたスカート。ぴったりとしたサイズで正面に深いスリットが入っていて、かなりセクシー!
写真屋さんが撮った写真の中から自分のものを探している様子。
納得の写真うつりかな?
会場では、ちょうどバリ舞踊を観ながら皆さん自由にお弁当を食べているところでした。
久しぶりにかつて留学時代に仮面舞踊(トペン)を習っていた、バトゥアン村の今は亡きカントールさん宅を訪ねました。そしてそこでゲンゴンを自ら作り演奏する凄いスニマン(アーティスト)に出会いました。お名前はニョマン・マルチョノさん。
1980年代、ゲンゴンとアングン(カエルの鳴き声を出す楽器)を使い、カエルをテーマとした舞台劇がホテルなどで定期的に行われていましたが、現在はあまりそのような機会がなくなったそうです。
しかし、マルチョノさんのような後継人がいれば必ず人気も復活し、新たな舞台劇が再現されると確信しました!ご興味のある方は是非お訪ねして下さい。(飯田茂樹、ギアニャール県バトゥアン村にて)
追伸:レオちゃん(日本口琴協会会長)、バリにも行かないとダメですよ。
バリ島の口琴も他国の多くの口琴と同様に、1日の仕事を
しかし、バリ島は一人にはさせなかった。ポロス(表のリ
「アングン」というカエルの鳴き声を出すリード楽器。吹
「アングン」は、ゲンゴン同様にププッという椰子の木の
私はゲンゴンを1980年代に同じバトゥアン村のパガさ
やはりバビグリンとラワール(お正月のご馳走)、は手で食べるほうがうまいっ!なぜだろう?
月に2回、茨城県水戸市で無国籍な太鼓セッションをしています。テーマは「自由に楽しく叩いて踊ろう!」(理想すぎるベタなテーマですが)
4月からお祭りのリズムに合わせて一人一人全員がソロをやっています。最近個性的で驚かされるようなパフォーマンスが続出し、断然楽しくなって来ましたぁ。本番は8月水戸芸術館。さあいくぞー、あっそーれそーれソーレソーレ〜!(飯田茂樹)
3・3・7拍子が得意なネネチャン。春からいきなり太鼓
使用楽器:「サバル=セネガル」(左)、「ジェ
コモサンはいつもニコニコでフォームがいい!年長だから
個性派男4人衆!各自のペースでお願いします。太鼓の皮
本当はあまり手とり足とりはしたくないんだ、決まり事は
ケンゾークンがこんなにダンスいい感じとは知らなかった
(2016.2月 ウブド近郊のマス村にて撮影)
(スティービー・ワンダーとお父さんのドゥドゥさん。そしてワガンさん)
ちびっ子たちも楽しく遊んでくれました。スリットドラムを離さないで長い時間一緒に太鼓セッションしてくれたのは小さな女の子でした。
ブラジルのタンバリン「パンデイロ」のミニパフォーマンス。時々アッ!と言わせるような演奏も聞いてもらったりしましたよ。
前列左から「タンバリン」、「おもちゃのラチェット」、「バチ」、「ベトナムの口琴」、「ジャワ島の鳥笛」、「ジャムのふたペコ」、「ブラジルのバンデイロ」
後列左から、「アイルランド風スプーン」、「イタリアのスリットドラム」、「ジャワ島のアンクルン」
前列左から、「演奏用ホース(赤)」、「バッタ型木製ギロ」、「木製カラコロシロフォンとばち」、「アルミ棒チャイムとばち」、「おもちゃトーマスタンバリン」、「単なるルーペ」、「ケータイウィスキーボトル(中に水)」
後列左から、「アンデス地方のカフシャス(リャマの爪楽器)」、「ガラガラ」、「玉子マラカス」、「ラチェット」
今回の目玉楽器「ジャムのふたペコ」、絵の付いている側の中央部を押すと「ペコペコ」と音がする、他にはない発音の仕方とユニークな音に拍手!昔やりませんでしたか?
たっちゃん(福沢氏)の大好きな水系楽器、「ザ・ドンブリー」。どんぶりを叩きながら水に入れたり出したりすると音の高さが変わります。この音の特性を利用して「メリーさんの羊」などを演奏しました。
説明なんかいらない、子どもたちは自らメリーさんや、もっと難しい曲に挑戦していました。
同じサイズの2つの空缶の片方に水を入れ、飲み口側を合わせるようにビニルテープで接合しただけの楽器「コポコポ」。缶の上下をひっくり返すと、あたかも水中にいるかのようなキレイな音が聞こえます。缶に耳を当てるもよし、缶を机に置き机に耳を当てて聞くもよしですね。
「好きな楽器好きにやってよ!」「やり方がわからなかったら教えるよ」
「みんなでタンバリンやろうか」、「やろうやろう」、、、
手作りののぼり、こういうのも大事にしたいですよね。
「ここに2本の計量スプーンがあるよ」「スプーンのおしりとおしりがぶつかるように持つとカスタネットみたいな音が出るんだ」「こんな技も出来るよ」、、、(写真はスプーンが見えにくく失礼)
ホースを回すと音が出るよ、速く回すと音が高くなるよ。(楽しいことには危険もいっぱい)
「これ何だ?」「やぎみたいな動物の体の部分だよ」「歯かな?」「爪だよ」「やだー」「太鼓を叩きながらこんな風に振るんだよ」「この音が楽器の名前なんだよ」「カフシャスカフシャス」「ん?」「カフシャス」「ん?」、、、
「これは日本語で親指ピアノと言うんだよ」「左右の親指だけで鉄の棒をはじくんだよ」、、、無言で集中した時間がつづく、、、
(ただいまジベカ代表飯田はバリ島出張中です。バリ島での様子をご紹介します!)
1月18日(水) この日はお日柄が良かったのか、あちこちで結婚式などの儀式が執り行われていました。マス村のルミカ氏に誘われ、近所のお宅でグンデル・ワヤンの演奏をしてきました。会場のお宅は椰子の葉で細工された飾りや色鮮やかなお供え物で美しく飾られていました。近所の人や親戚がたくさん集まり大変なにぎわいのなか、バリ・ヒンズー教にのっとった結婚の儀式が進行していきました。
結婚式の後、「ポトンギギ」(Potong Gigi)という成人の儀式が執り行われました。「ポトン」とは「切る」とか「削る」という意味、「ギギ」は「歯」という意味があり、その名の通り成人になるために歯を削る儀式です。当日は、10人の男女の参加者がきれいにお化粧をして着飾り、番が回ってくるのを待っていました。
ポトンギギの儀式の間はずっとグンデル・ワヤンを演奏し続けます。悪霊が入り込まないようにするためだそうです。早朝に行わることが多いのも、やはり悪霊を避けるためとのこと。悪霊に狙われやすい、危うい儀式ポトンギギ。グンデル・ワヤンの甘い音色が響く中、家族や参列者に見守られ無事に終えることができました。
ポトンギギ会場からルミカ氏宅に戻り、しばらくするとにぎやかなガムラン音楽バラガンジュールが聞こえてきました。葬式行列が火葬場へ向かっていたのでした。
棺をのせた神輿に2台のグンデル・ワヤンが設置され、演奏者が上で演奏しながら運ばれていきます。このとき演奏されていた曲が、インドの叙事詩「マハーバーラタ物語」に出てくるパンダワ兄弟の怪力の次男「ビモ」武将の怒りというタイトルの「ビモクロド」でした。
神輿の上のグンデル・ワヤンの演奏はこの「ビモクロド」でなくてはならないわけではありませんが、神輿が辻々を巡りお墓のある火葬場に向かう道中、時に殺気立った雰囲気は、この「ビモクロド」という曲ととても合っているように思えました。
【モンゴルの口琴】
昨年ガムランの生徒さんからプレゼントされた、鶴を思わせる美しいフォルムの口琴(コウキン)。超レア物かと思い、直川礼緒氏(タダガワレオ:日本口琴協会代表)に問い合わせをしたら、よくあるものと聞いたがステキな口琴で気に入ってます。(現地固有名及び詳細を知りたい方は、ただがわ氏にご連絡を~)
【露店の鳥笛(日本)】
私が子どものころからありました(歴史はもっと古い)、黄色い小鳥のボディに半分くらい水を入れて尾っぽのところから吹く水笛の鳥笛。水がぶくぶくすることでシンプルな笛の音が鳥の鳴き声に化けるんですよ。おみごとと言うしかない!信じられないくらいの美声。
この写真の鳥笛は、田舎沼津の夏祭りの露店でゲット(十数年ほど前)。当時人気のあったチワワのフィギュア付きだと500円。チワワなしの鳥笛本体だけだと200円。なんてこったぁ。(時々100均でも販売)
↓ オマケ:ジョグジャカルタの王宮にて、ジャワ島の鳥笛を吹くおじさんに遭遇した際の動画。
3種類の鳥笛を吹くおじさん。売り上げに直結するだけあ
飯田 茂樹(JIBECA代表)のFacebookより