【バリ島発信!】まだまだいるゲンゴン(口琴)の凄い凄いプレーヤー!

久しぶりにかつて留学時代に仮面舞踊(トペン)を習っていた、バトゥアン村の今は亡きカントールさん宅を訪ねました。そしてそこでゲンゴンを自ら作り演奏する凄いスニマン(アーティスト)に出会いました。お名前はニョマン・マルチョノさん。


1980年代、ゲンゴンとアングン(カエルの鳴き声を出す楽器)を使い、カエルをテーマとした舞台劇がホテルなどで定期的に行われていましたが、現在はあまりそのような機会がなくなったそうです。


しかし、マルチョノさんのような後継人がいれば必ず人気も復活し、新たな舞台劇が再現されると確信しました!ご興味のある方は是非お訪ねして下さい。(飯田茂樹、ギアニャール県バトゥアン村にて)


追伸:レオちゃん(日本口琴協会会長)、バリにも行かないとダメですよ。

バリ島の口琴も他国の多くの口琴と同様に、1日の仕事を終え夕陽を見ながらたそがれて演奏する(笑)、みたいな世界があったそうです。
しかし、バリ島は一人にはさせなかった。ポロス(表のリズム)とサンシ(裏のリズム)という入れこになって絡み合うメロディーとリズムを使い、ゲンゴンという音楽を10数人のオーケストラに昇華させました。

 

「アングン」というカエルの鳴き声を出すリード楽器。吹いて吸って出す2つの音にリズムをのせている。日本人が普通イメージするカエルの鳴き声とは少し違いますかね。牛ガエルって感じでしょうか。

 

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「アングン」は、ゲンゴン同様にププッという椰子の木の枝を材料に作られている。カラガッサム地方(バリ島東部)から取り寄せているらしい。


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私はゲンゴンを1980年代に同じバトゥアン村のパガさんに習ったことがありました。あまり得意ではないのですが(ゲンゴンを使って遊び足りないということかな)、改めてしっかりやってみたいなと思いました。