ジェゴッグ(Jegog)とは、バリ島西部のヌガラ地方に伝わる、巨大孟宗竹クラスの竹で作られた旋律打楽器の合奏音楽で、「竹のガムラン」とも呼ばれています。
楽器たちも久しぶりにシャバに出て喜んでいました?!
メンテナンスにはホットメルトが一番役立っていました。
しんちゃんありがとう
この一番大きな楽器がジェゴッグ(jegog)
大人が楽器の上に乗って演奏します
ちょっと音出し。速度を合わせるだけで即興的にすぐ合奏が出来る
寒い中お疲れ様でした
関連ブログ:ジェゴッグのお引越し
材木店の大きな倉庫内で、まるで材木の一部のようにすっかりなじんでいたジェゴッグ。新木場で積極的に活動できず申し訳ないかぎりですが、今後ジェゴッグ活用の態勢を整えていきたいと思います。滝口木材さま、本当にありがとうございました。
練馬区でも自然が豊富に残り、大地が身近にある光が丘へと引っ越してきました。これからこの地でジェゴッグを生き生きと活かせるようにしたいと思います。皆さまどうぞよろしくお願いします。
☆オマケ↓
ジャワのバロンに遭遇し、興奮して遊ぶ深川バロン倶楽部の皆さん
みんなかっこいいジェゴッグマン。リズムに合わせて楽しく叩いてくれました
ジェゴッグという名前は、楽器全体のセットの事をさしたり、その楽器から奏でられる音楽の事をさしたりする。しかし本来は、このみんなで担いでいる楽器の固有名称がジェゴッグ(一番大型の楽器)。鍵盤を外せば4人で簡単に枠組みが運べる
このジェゴッグという楽器だけは、その大きさのため、大人でも楽器の上に登って演奏しなくてはならない。叩いた衝撃もあり、揺れて少し怖かったですか?バチの先はゴムが巻かれている
一番大型のサイズの楽器「ジェゴッグ」と、この1オクターブ上の音域を担当する「プマデ」は、響きを大切にする楽器なので、バチの先にはゴムがまかれている
本来は1人で木のバチで叩く楽器を二人で仲良く
細かく綺麗な模様の化粧板。バリ島の神様などが描かれている
親子、兄妹仲良く演奏ありがとうございます
赤ジャージの方はジェゴッグ経験者なのかな?、とてもジェゴッグ音楽の雰囲気出ていましたよね
深川バロン倶楽部のしんちゃん(左)、これからも宜しくお願いします
榎戸材木店社長と鳥笛(初めてでここまで良い音を鳴らせる人はあまりいませんよ!)
(明日、2月11日(日) 新木場地域資源発掘プログラム「木の音」(きのね)に参加します)
東京・青山の「こどもの城」の閉館(2015年3月)とともに活動の場所を追われ、自然生クラブ(ジネンジョクラブ/つくば)でお世話になっていたマイジェゴッグが、久し振りに東京に戻って来た。大の大人男子が延べ8人、半日かけての大移動だった。
鍵盤の長さが3メートルを越える、最も大きなサイズの楽器をジェゴッグと呼び、この楽器だけはサイズの大きさから、楽器の上に完全に演奏者が登らないと演奏が出来ない。その重低音は地の神の叫びのごとく大地を震わせ、圧倒的な音量で聞く者の心をわし掴みにする。
ワークショップでお世話になる、瀧口材木店、榎戸材木店のスタッフの方々にちょっと楽器をさわってもらいましたが、その音と圧倒的な存在感に凄く驚かれ興味を持って頂いた様子。ワークショップが終わった後も、一緒に演奏をやっていきましょうよというお誘いに、快諾をとりつけ(笑)、今日の大運搬劇をお開きとしました。(飯田茂樹)
UMIDOKO 木の音
-新木場に木の音が響き渡る1日-
▼海床プロジェクトHP
http://umidoko.jp/lp/kinone2018/
自然生クラブのアトリエの軒下に13台全てのジェゴッグを保管して頂いていた。ありがとうございました(下:荒野真司、右上:鍋島次雄、左上:田村善郎)
一番大きいジェゴッグの片足
2トンアルミのトラックに全部入りました
材木店の皆さんはジェゴッグに興味津々。一緒にやりましょう〜
孟宗竹(もうそうだけ)鍵盤、長いでしょ!
「深川バロン倶楽部」のなべさん(左)、しんちゃん(右)と
関連ブログ: 地獄の(?!)ジェゴッグ公演
美しい日本の原風景が広がる筑波山麓にて、ジェゴッグのミニコンサートとワークショップを行いました。(田井ミュージアム/NPO法人自然生クラブ/茨城県つくば市)
ジェゴッグとは、バリ島西部のヌガラ地方に伝わる、巨大孟宗竹で作られた旋律打楽器の合奏音楽で、「竹のガムラン」とも呼ばれています。
その巨大なサイズから日本には数は多くなく、大変希少価値のあるバリ島の楽器です。JIBECA代表の飯田茂樹が所有するこのジェゴッグで、今回ミニコンサート・ワークショップを開催することとなりました。珍しい音楽を楽しみに多くの方にご来場いただき、そのダイナミックな生の音、振動を体感していただきました。
コンサートは、今回の音楽監督である鍋島純子さん(深川バロン倶楽部)を中心にグループでジェゴッグ合奏、飯田茂樹と鍋島次雄さん(深川バロン倶楽部)によるバリのお笑い芸能ボンドレス、その他には影絵芝居の音楽グンデルワヤン演奏やバリ島留学経験者の談話コーナーなどバラエティに富んだ内容でした。
そして、クライマックスは地響きのようなジェゴッグの音楽に合わせて鍋島次雄さんが踊る迫力満点のバロンダンス!(バリ島の聖獣バロンの踊り) まるでバリのお祭りに迷い込んだかのような、とてもにぎやかな会となりました。
コンサートに引き続いて、ジェゴッグを使ったワークショップを行いました。参加の皆さんは、ジェゴッグに興味を持ってとても積極的に取り組んでくれました。
ジェゴッグの良いところは、旋律の楽器にもかかわらずハーモニーなどあまり気にしないで演奏できてしまうというところ。それはスレンドロ音階(日本のわらべ歌の音階に似た5音階)の中の4つの音により構成されたシンプルな音階を使っていることと、金属と違って我々日本人にとってなじみ深い、竹のもつ暖かい柔らかい音質が影響しているからではないかと考えます。
最重低音の最大の楽器(この楽器をジェゴッグという)だけが、核となるメロディーリズムを奏で、それに合わせ、殆どノールールの即興をしていく。このちょっとしたルールだけの合奏が、他にはない音世界を創造していきます。
協力して1つのものを見出すことができてしまうところがジェゴッグの最大の特徴ではないかと、今回のワークショップを経験して改めて強く感じました。また今回は、いわゆる障害のある方も多く参加してくれましたが、障害のあるなしに関係なく、皆んなが同じくいきいきと演奏に参加していたのが大変印象的でした。
さて、タイトルにある「地獄」。これは、私たちが地獄のような特訓をしたからでも、音楽が地獄のようにおどろおどろしいからでもありません。
深い意味はありませんが、「ジェゴッグ」と「ジゴク」、響きが似ていますよね…。
ただ語呂が面白いからというわけではなく、ちょっと理由もあります。私たちはジェゴッグを運び出し、組み立てから準備をしましたが、地獄とまでは言いませんがこれがなかなかの骨折り作業でした。便利な現代の日本では、このような経験はなかなか出来るものではないと思います。(バリ島でもないかもしれません) 作業中は大変でしたが、今思い起こすと忘れがたいインパクトのある経験で、チームワークから得られる達成感はなかなか爽快でした。