この時期、昔とった杵柄(こどもの城)とでもいうのか、スーッと自然にサンタをやっている自分がいる。
サンタ役を終え、いつもの楽器オジサンとして子どもたちの前へ行くと、第一声は「イーちゃんさっきサンタやってたでしょ!」とまくし立ててくる。私が「さっき来る時サンタさんと階段ですれちがったけど、すごく慌ててたよ」などサンタのある事ない事をいろいろ講釈していくと、イーちゃんサンタ説は薄らいでいく。
それにしても、子どもたちにとってサンタさんは、今も昔と変わらず絶大な存在。この存在感があったら、楽器を教えたり集中させるの楽だろうな…などと、生身で子どもたちや学生たちと日頃対峙する事をしている私はつい思ってしまう。
まあ、そんな事は別にして、これからの日本を背負っていく子どもたちが、心身豊かに育ってもらえるように、ガチで心の通った音楽などの体験が出来る場を少しでも多く作っていかないと!と、改めて強く思わされたサンタの変身の一時だった。
(飯田茂樹 2018.12.25)