東京外国語大学主催のオープンアカデミー「東南アジアの音楽と芸能を知ろう」では毎週、東南アジアの研究者の貴重なレクチャーが受けられる。(会場は青山学院大学/渋谷区)
12月21日㈮この日は、マレーシア・ケダ州のワヤン・クリ(影絵芝居)。最近の現地取材のビデオを見たり、本物の影絵人形に触れられたり、伝統芸能ワヤンの現在進行形が紹介された。
ワヤンの伴奏音楽として、太鼓、リード楽器、銅鑼などの伝統楽器が昔から変わらず使われている。時としてダラン(影絵つかい・語り部)は、演目の中でそれらの演奏をバッグに半世紀ほど前の流行歌を即興的に歌ったりする事もあるようだ。
バリのワヤン・クリの世界と何が違い、何が似ているのかなど比較しながら体験するのは楽しい。
(飯田茂樹)