これらの写真は、狭い町内会みたいな地域の中で、ほぼ同じ頃に各々別々の場所で行われていた、若者を中心とした影絵芝居とその伴奏音楽、グンデル・ワヤンの練習風景。
時としては、この若者たちは一緒のグループで演奏する事もあるが、各々個人の練習も欠かさない。
熱の入った練習に、ガムラン音楽の本家(ガムラン音楽の母はカエルだと言われている)カエルたちも数匹現れ、聞き入っているかのように振る舞っていた事を、ダラン(影絵使い)指導者のワルガさんが見つけ教えてくれた。
私もそうだなあと思った。
家の隣に広がる田んぼで、ワヤンの練習を聞きながら気ままに鳴き合っているカエルたちがガムラン合唱していた。
(飯田茂樹 バリ島ギアンニャール県スカワティ村br.Babakan にて)
ダラン練習をしているのは今年の8月に来日し、素晴らしいワヤンを披露してくれたセンディさん。国立芸術大学影絵学科の1年生。指導、グンデル・ワヤン演奏はジュアンダ氏
画面右で座っているのがダラン指導をするワルガさん。ダランの練習をしているのは国立芸術大学影絵芝居学科1年生のディーパくん
グンデル・ワヤンの練習をしている女子4人組の高校生と中学生。指導はブダ氏