バリ島内のスーパーやレストラン、スパやマッサージなど沢山のお店で、毎日のようにBGM音楽としてかかっているのが、バリ島ウブドゥ村出身のスリン(suling:バリ島の竹の縦笛)奏者、グステジョ氏の癒やしのサウンド。
スリンというバリ島の伝統的な楽器に、ガムラン音楽のテイストのあるバンド形式の音楽を加え、今までにない独自のやすらぎを感じる癒やしのサウンドを作り上げている。どこか西ジャワのガムラン・ドゥグンを彷彿させる。
シンプルなメロディーなので、子どもからお年寄りまで皆んな口ずさむことができ、ここ数年バリ島で超大人気!
ライブ会場のレストランには、その音楽を求め多くの観光客の姿が。CDの癒やしの世界ともちがった、ビート感のあるライヴパフォーマーとしてのグステジョ氏の姿も確認できた。
以前、作曲家の宮内康乃さんのインタビューに同行させてもらったことがあったが、そこにはバリ島、バリの音楽、スリンを心から愛しているナイスガイのバリの青年の姿があったことを思い出す。
日本に行ったら、温泉に行きお寿司を頬張りたいと楽しげに語る、お茶目な姿もみせるグステジョ氏であった。
(飯田茂樹 バリ島ウブドゥ村にて)
*ライブ会場はウブドのハノマン通り沿いにあるホテルALAYA UBUD(アラヤ・ウブド:2013年オープン)に併設されているプタニ・レストラン。夜は生演奏ライブが楽しめます(前述のバラワン・バンドも同会場)
Gus TejaのTejaはバリの発音だとテジョに近く聞こえます。
(グステジョ=グステジャ)