グヌンサリ寺院のオダラン(寺の創立祭)には、連日多種多彩な芸能が登場して人々を(神さまを⁈)楽しませてくれる。昨夜は、な、なんとワヤン・クリ(影絵芝居)が登場!
人気の高いスカワティのワヤンも、娯楽が他に増えたせいなのか最近はお呼びがかかる事がめっきり減り、久しぶりの生ワヤンに私はかなり心がガッツキました(笑)
ダラン(影絵使い)はポポという名前で、コカール(バトゥブランにある芸術高等学校)のダラン科の2年生。お父さんも有名なダランで、芸術の村プリアタン生え抜きのサラブレットといった感じか。めがねの似合う真面目な好青年だった。
先日私がコカールのダラン科の授業を見学した時の事を覚えていて、終演後気さくに声を掛けてくれました。
誰でも気軽に挑戦出来るダランの世界ではないからか、こうやって次世代を担う(であろう)若いダランに出会うと無性に嬉しくなる。
そして、スカワティ村のダラン、ジュアンダ氏がいつかあきれ顔で言っていたことを思い出した。自分の生徒にクリシュナ(ワヤンに登場する有名なキャラクター)の名前すら知らない不届き者がいるんだと。
いいじゃないですか、ダランがやってみたいなら、私もそんな一人ですから(笑)
飯田茂樹
(バリ島、プリアタン村にて)