この度、ジェゴッグ(バリ島の巨大孟宗竹サイズのガムラン)のフルセットは、保管していただいていた新木場(江東区)の滝口木材(株)より、練馬区光が丘のジベカ事務所(スタジオ・バグース)へと引越しをしました。
楽器の大きさや音(一番大きなジェゴッグは楽器の上に演奏者が乗り、重低音を出す)などの関係から、なかなか気軽に演奏したり練習することが難しい楽器ではありますが、重低音の体全体を揺さぶる竹の響きは、多くの人をとりこにして放しません。
スレンドロ音階(日本の民謡などの音階に似た)の4音だけを使った竹製の楽器のため、誰でも気軽に参加して合奏を楽しめる、とても珍しく魅力満載の楽器です。
運んだり組み立てたりバラしたり運んだり・・・の繰り返しもジェゴッグの楽しみの一部と考え(笑)、定期的に活動できるようにしたいと思っております。
写真は引っ越しのドタバタです。
引っ越しにご協力いただいた滝口木材さん、深川バロン倶楽部、田村さん、増田さんほか皆さま、どうもありがとうございました。
(飯田茂樹)
●ジェゴッグ(jegog):巨大な孟宗竹で作られたバリ島ヌガラ地方のガムラン
今年の5月に亡くなられたスウェントラ氏(スアール・アグン楽団/バリ島ヌガラ)が復興し世界的に広めたことで知られる
材木店の大きな倉庫内で、まるで材木の一部のようにすっかりなじんでいたジェゴッグ。新木場で積極的に活動できず申し訳ないかぎりですが、今後ジェゴッグ活用の態勢を整えていきたいと思います。滝口木材さま、本当にありがとうございました。
練馬区でも自然が豊富に残り、大地が身近にある光が丘へと引っ越してきました。これからこの地でジェゴッグを生き生きと活かせるようにしたいと思います。皆さまどうぞよろしくお願いします。
☆オマケ↓
ジャワのバロンに遭遇し、興奮して遊ぶ深川バロン倶楽部の皆さん