アンクルン(angklung)はインドネシア、マレーシア、タイ、そしてフィリピンなどの東南アジアの多くの国々で使われている竹で作られた民族楽器。
インドネシアでは西ジャワのスンダ地方(州都バンドゥン)の人たちにとても愛されています。
基本1人が1台1音の楽器を持ち、振れば老若男女誰にでも簡単に音が出せ、現在ではドレミファの西洋音階を使っているため、我々日本人でも即席に合奏を楽しむ事が出来ます。
1938年、ダエン・スティグナが、それまでの2〜3音で個人的に演奏するプリミティブなスタイルのアンクルン、そしてスンダ地方のペンタトニック(5音階、民族音階)で演奏するスタイルのアンクルンに加え、西洋音階(7音階と5音の派生音)を初めて使い始めました。良くも悪くも(?!)これを契機にアンクルン音楽は大きく発展して現在に至ります。
今回演奏するのは、SMAN 1 BANDUNG(バンドゥン国立第一高等学校)の生徒達。
アンクルンは人数が多ければ多いほど魅力が出る音楽なので、今回のコンサート、どんな演奏になるかとても期待しています。(飯田茂樹)
本場の演奏を楽しんだ後は、体験ワークショップがあります。竹のハンドベルとも呼ばれる「アンクルン」は、誰でも気軽に演奏参加できるのがいいところ。実際に参加してみると、楽しさ倍増です!ぜひ一緒に合奏しましょう。
アリさん(Ardian Sumarwan)はバンドゥン教育大学(UPI)のアンクルングループ、「カブミ」(世界的に活躍しているアンクルン グループ)の元メンバーで、私が20年前にバンドゥンを訪問した時以来の再会です。