ここにいるのは、小学校低学年から中学生の子どもたち21名。毎週土曜と日曜の各1時間、影絵芝居「ワヤン・クリ」の伴奏音楽「グンデル・ワヤン」というガムラン音楽を学びにやってくる。指導は今年すでに2度の来日をして、2月には私が代表をつとめる当法人、ジベカ主催のワークショップコンサートを行って頂いたブダ氏。
普通4人4台で演奏するグンデル・ワヤンという楽器が20数台もあり、それを子どもたちだけで演奏していることの異常さ(笑)。お世辞にも心地よい響きとは言えないカオスな音空間であったが、もうその存在ありようだけで圧倒されてしまった。
「小さな時からグンデル・ワヤンと関わり、ワヤンの世界と共に成長し生きてきた。それを自分の世代で衰退させてはいけないという思いからこの『スアラ・ムルティ(Suara Murti)』という教室を開いた」と、ブダ氏は熱く語ってくれた。
私も34年前の留学時代から今現在まで、本当にお世話になっている音楽・楽器、グンデル・ワヤン。
スカワティ村に後継者問題はなさそうだ!
とにかくこの人数、音量に圧倒されました、こんな光景見
ブダ氏はもともと強面(笑)ということも影響あるのか、
こんな風に熱血指導されたら、やるっきゃない!
一日の長のお姉さん3人も指導にあたっていました。この
あっという間の1時間のレッスンでした、頑張れガンバレ
(飯田茂樹/インドネシア・バリ島・ギアニャール県スカワティ村からのレポート)