第3回NPO法人日本インドネシア・バリ教育文化協会(通称JIBECA=ジベカ)自主公演「バリ島のガムラン『ゴング・クビヤール』のワークショップ・コンサート」(2017.2.24 スターライズタワー5F Studio Jupiter)公演にご来場頂きまして本当にありがとうございました。
2月20日の「バリ島のワヤン(影絵芝居)〜上演と解説〜」公演に引き続きバリ島のガムラン界において第一線で活躍されている4名のアーティスト、ラヌス氏、ブダ氏、チャプン氏、そしてライ氏を迎え、バリ島で1番ポピュラーなガムラン楽器、ゴング・クビヤールのワークショップを行えたことを大変に嬉しく思っています。
この日の主役は、バリ島でゴング・クビヤールの音楽を中心に演奏、作曲、指導活動をされているイ・クトゥットゥ・ラヌス氏。ゴング・クビヤールの歴史的な背景から、ガムラン音楽の構造についての実演解説、個別の楽器紹介、ガムラン経験度合いの異なった参加者への配慮などなど、本当に心の行き届いた温かみのあるワークショップ指導をして頂きました。この日はサポートにまわり、個別の楽器を熱心に指導して頂いた3名のスーパーアシスタントの存在も忘れてはいけませんね。本当にみなさんありがとうございました。
NPOジベカが、自主公演としてこのような稀有なワークショップの運営に関われたことを嬉しく思います。
どうかこれからもNPOジベカの活動を見守って頂き、暖かなサポートをどうぞ宜しくお願い致します。
(代表飯田)
以下飯田より、写真と合わせてワークショップの様子をご紹介します。
この日の主役はラヌス氏(左)、超豪華なバリ人演奏家を従え、演奏、解説、指導と大活躍でした。ブダ氏(中央)、ライ氏(右手前)
ラヌス氏(右)の解説は本当にわかりやすく、丁寧で気持ちがこもっていましたね。ガムランに対する深い愛情を感じました
トペン・クラス(気性の荒い大臣の仮面)を踊っているのは、2/20ワヤン公演でダラン(影絵使い)を演じたカデ・チャプン氏
カデ・チャプン氏のトペン(仮面)は「フッ」と動く瞬間、本当に生きているかのように思えます。お二人ともサービス精神満載のワークショップ、本当にありがとうございました
ワークショップで使うゴング・クビヤールという楽器は全体でどのようなサウンドを出すのか、「チェンドラワシ」を演奏して頂きました。TRIFLING
PROJECT出演者の皆さんありがとうございました
ラヌス氏の解説と進行は、殆ど打ち合わせどおりに進みましたね(笑)、凄い!本当に!ありがとうございました、打ち合わせをして良かったです(笑)
「できる」「覚えられる」ところを頭から少しづつ増やしていくという、基本的な指導を辛抱強くしていました。カタツムリの歩みのごとく近道はないんですよね
ライ氏はやはりクンダン(太鼓)が好きなんですね、いつかライさんの得意なジャンルの音楽のワークショップを一緒にやらせて下さい
ワークショップ参加者の皆さん、大変熱心に演奏して頂きました、ありがとうございました
な、なんとマンツーマンレッスン!
楽器全体が演奏され響いている中で、個別のパートの演奏スキルを深めていく。これはバリ島と同じ練習の仕方ですよね。4人のバリ人指導者もいてなんと贅沢な瞬間でしょうか!もっとずっとやりたかったですね
ワークショップのとりは、講師たちの見本演奏で、なんとブダ氏(中央奥座奏)の新作の曲「グンデル・ファンタスティック」、お得感満載のワークショップでした。手前左にある2台の楽器はグンデル・ワヤンのジェゴガン(低音楽器)か?初めて見ました
皆さん本当にお疲れさまでした。改めて右からチャプン氏、ブダ氏、ラヌス氏、ライ氏。本当にありがとうございました
写真:松田修一