バリ島マス村の大きな祭り(ルミカ氏からの便り)

奉納演奏の様子(写真:ルミカ氏より提供)
奉納演奏の様子(写真:ルミカ氏より提供)
昨日はバリ島では「クニンガン」(日本でいう送り盆のような日)という大きな祭日でしたが、ルミカ氏の住むマス村は、毎回「クニンガン」の日は大変なにぎわいとなります。
マス村にはPura Taman Pule(プラ タマン プリ)という大きな寺院があり、バリ島中からたくさんの人々が参拝にやってくるのです。
参拝の順番のために長時間待つことも
参拝の順番のために長時間待つことも

お寺の前の広場には、食べ物や衣類、日用品、おもちゃなどの屋台がぎっしりと並び、「クニンガン」からの数日間は、ガムランの演奏とともに舞踊や演劇など、バリの伝統芸能が夜遅くまで催されます。

夜の演目でクンダン(両面太鼓)演奏するルミカ氏(写真:右 2012.9撮影)
夜の演目でクンダン(両面太鼓)演奏するルミカ氏(写真:右 2012.9撮影)
人々が参拝している間、グンデル・ワヤンの音色が境内に響く
人々が参拝している間、グンデル・ワヤンの音色が境内に響く
左:ルミカ氏、右:アユちゃん(写真2枚:ルミカ氏より提供)
左:ルミカ氏、右:アユちゃん(写真2枚:ルミカ氏より提供)
ルミカ氏は娘のアユちゃんとともに、グンデル・ワヤン(先日のワークショップで演奏の少人数編成のガムラン)を奉納演奏されたとのことです。

きっとそのような場での音楽は、またさらに美しく響くことでしょうね。
ワヤン・ウォン(Wayang Wong) 古典仮面劇。伴奏はグンデル・ワヤン(写真:後方)
ワヤン・ウォン(Wayang Wong) 古典仮面劇。伴奏はグンデル・ワヤン(写真:後方)
ワヤン・ウォンは毎回必ずマス村のクニンガンで演じられる
ワヤン・ウォンは毎回必ずマス村のクニンガンで演じられる
宗教や人々の生活と密着しているバリ島の芸能。その芸能は、日本で生活する私たちを魅了し、どこか懐かしさすら感じさせます。

このバリの祭りの風景が、変わらず続いていくことを 私たちは願ってやみません。
出店で売られていたカラフルなヤドカリたち
出店で売られていたカラフルなヤドカリたち