ワヤン(2/20)リハーサル編

リハーサル中のチャプン氏。美男子「アルジュナ」の登場シーン
リハーサル中のチャプン氏。美男子「アルジュナ」の登場シーン
先日のバリ島滞在中に、今月2/20(月)に開催予定「ワヤン(影絵芝居)上演と解説」の打ち合わせ/リハーサルを行いました。(東京・中央線 武蔵小金井駅前にある宮地楽器ホール練習室にて開催予定。詳細はこちら

ダラン(影絵つかい)はダランの家系に生まれ、両親ともにダラン。自身もダランとなり、音楽、舞踊、演劇とひとつの枠にとらわれず広く芸能の中でその才能を発揮するカデ・チャプン氏。そして演奏リーダーはグンデル・ワヤンの名指導者として近年名実ともに飛躍的な活躍をされているガムラン演奏・作曲家ブダ氏。(ブダ氏のインタビューはこちら
 
影絵芝居、芸能が盛んな地域スカワティ村の中でもトップクラスの実力をもつ2人のアーティストが、来日して伝統的なワヤンの魅力を日本の皆さんに紹介します。
 
来日経験や海外での上演、ワークショップの経験が豊富な2人は日本の状況もよく理解しており、打ち合わせはスムーズに進みました。自らの経験から「こうした方がもっといいのでは?」と貴重な意見もたくさんいただき、成功に向けて真剣に取り組む姿勢は大変嬉しく思いました。

いざ、リハーサルが始まると、ワヤンの内容の細かい打ち合わせなどはしていないのに、チャプン氏とブダ氏の息はピッタリ。(通常のバリ島のワヤンも事前打ち合わせなどはなく、ダランに合わせて演奏者は即興的に演奏します。しかし改めて、これは本当にスゴイことですね)

ダランの技量で、その日のその場の状況・雰囲気に合わせて演じられるワヤン。今回の来日公演でのワヤンの演目は、古代インド叙事詩マハーバーラタ物語より「アルジュナの瞑想(Arjuna Tapa)」と決まってはいますが、さて、その細部はどうなるのか…。これぞ生きた芸能の醍醐味!ですね。当日をぜひ楽しみにしていてください。
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本番はジベカより飯田、大森、宮﨑も演奏参加予定です
本番はジベカより飯田、大森、宮﨑も演奏参加予定です
写真中央:ブダ氏、右:チャプン氏
写真中央:ブダ氏、右:チャプン氏