バリ島へガムラン留学〜Jibeca設立

ロチェン師匠と
ロチェン師匠と
1983年4月、本団体代表である飯田茂樹が、ガムラン音楽を学ぶためバリ島へ渡りました。(1983~1986)

まだ観光客も今のように多くはなかった1980年代初頭のバリ島に、ガムランを学びたいという熱い思いを胸にひとり飛び込みました。

バリでの生活に溶け込み、ガムラン漬けの日々を送るなか、影絵芝居(ワヤン)の音楽であるグンデルワヤンに出会い、その音楽の美しさ、複雑さに魅せられた飯田は、当時グンデル演奏の第一人者であったロチェン(I Wayan Loceng)氏に師事。

留学から帰国後もその熱意は変わらず、多くの生徒にガムランを教えるかたわら、毎年継続してバリ島へ行き、現地との交流を深めるとともに自身の研鑚を重ねています。

そして、2015年6月1日、日本インドネシア・バリ教育文化協会(任意団体)が設立されました。

もしかしたら、飯田がバリへ発ったその時からが、すべての始まりだったのかもしれません。30年前と変わらぬ思いを今に繋げています。