バリ島の寺院でワヤン奉納

ワヤン公演中のスクリーン裏側の様子(dalang:Miya, penabuh:Juanda, Buda, Sukayana, Aiko)
ワヤン公演中のスクリーン裏側の様子(dalang:Miya, penabuh:Juanda, Buda, Sukayana, Aiko)
バリ島の伝統芸能を学ぶため、留学をした際のお話です。(本団体スタッフ:大森・宮崎)

留学中は、バリ島の多様な芸能・文化(ガムラン音楽ゴング・クビャール、バリ舞踊、ワヤン人形制作…)を体験させてもらいましたが、なかでも影絵芝居「ワヤン」を現役ダラン(人形つかい)ジュアンダ(I Made Juanda)氏に、また、その伴奏音楽グンデル・ワヤンをブダ(I Ketut Buda)氏に師事して熱心に学び、宮崎はダランとして、大森は演奏者の一人としてお寺で奉納公演を行うという、貴重な経験をすることができました。

日本人ダランが、現地の言葉を使用して 伝統的なワヤンを演じる姿に、バリ人の観客は初めはただ物珍しく、面白がっていましたが、次第にダランが日本人であることを忘れ、純粋にワヤンの世界を楽しんでいる様子でした。

日本人、バリ人関係なく、みんなが笑顔で、温かい雰囲気に包まれた一夜でした。

バリ島の伝統文化を学ぶために留学をしましたが、伝統文化を習得する以上に、そこで出会った多くの人々、様々な経験は、大きな大きな財産となっています。

私たちは、たくさんの人に助けられ、人びとの温かさ、感謝する気持ちなど、日本で暮らしていたらつい軽く見逃してしまいそうなことにたくさん気付かされました。

今後、もっともっと多くの人がこのような機会をもつことができたら、きっと素晴らしいな、、と思っています。